日本刀は、いくつかの切り口で分類することができます。
■日本刀の作成年代による分類
日本刀は、作成年代により、大きく5つに分けられます。
〜 平安初期(806) :直刀
平安初期(806)〜天正末(1595):古刀(ことう)
慶長(1596)〜享和(1803) :新刀
文化(1803)〜慶応3年(1867):新々刀
明治(1868)〜現在 :現代刀
■日本刀の長さ
日本刀は、その長さにより、大きく3つに分けられます。
30?p未満 :短刀(たんとう)
30?p以上〜60?p未満:脇指(わきざし)
60?p以上 :刀
■刀工の作風による分類
・山城伝:直刃が多い
古刀期の著名刀工:三条宗近、来国俊
新刀期の著名刀工:梅忠明寿、肥前忠
・大和伝 柾目肌が基調
古刀期の著名刀工:千手院一類、当麻、手懸
新刀期の著名刀工:越前康継、仙台国包、南紀重国
・相州伝:乱れ刃に沸が多い
古刀期の著名刀工:新藤五国光、正宗、貞宗
新刀期の著名刀工:繁慶、直胤、清麿
・美濃伝:刃中に尖り刃をまじえる
古刀期の著名刀工:兼氏、兼定、村正一類
新刀期の著名刀工:政常、大道、
・備前伝:丁子乱か腰の開いた乱刃のもの
古刀期の著名刀工:友成、正恒、包平
新刀期の著名刀工:河内守国助、助広、水心子正秀
日本刀にも、いろんな種類があるんですね。
あなたの、お好きな日本刀はどれですか?
日本刀は、現在の法律では「銃砲刀剣類登録証」が添付されていなければ「銃砲刀剣類等所持取締法」違反になります。勝手に持つことは許されていないのです。
日本国内で流通する刀剣類と古式銃には「銃砲刀剣類登録証」が添付されていなければなりません。
日本刀を購入する場合は特に問題はないのですが、古い納屋を整理しているときに、まれに日本刀が発見されたりすることがあります。
その場合は、所轄の警察署に「発見届け」を出す必要があります。そのときは、現物の日本刀と共に印鑑を持参して、世帯主が届け出る必要があります。
日本刀を持っていく途中は、不法所持になるため、あらかじめ所轄の警察署に連絡の上、日本刀を持参すると良いでしょう。